整理収納

片づけ、整理、収納、整頓の違いと意味。これを知るだけで片づけ上手に!

こんにちは、あみです。

 

整理収納アドバイザーとして活動させてもらっていると、

  • 片づけたい!
  • 片づけなきゃ!
  • 片づけられない!

なんていう声をよく聞きます。

どうでしょう?「わたしもよく言ってるわ~」って思った方いらっしゃいますか?

ではそんな、「わたしもよく言ってるわ~」って思った方に質問です!

そもそも、「片づけ」の意味ってご存知ですか?

片づけ、整理、収納、整頓・・

似たような言葉ですが、じつはそれぞれ別の意味と、正しい順番があります。

 

「片づけ」の意味、答えられるよ!って方は整理収納アドバイザーやライフオーガナイザーなどお片づけの仕事をされてる方でしょうか?それとも、お片づけ大好き!って方かな?

 

実はこの意味を答えられる方って、ほんとうに少ないんです。

 

それぞれの言葉の意味と正しい順番

片づけ、整理、収納、整頓。

それぞれの言葉の意味は

 

片づけ=元の場所に戻すこと

整理=必要なモノ選ぶこと

収納=モノの定位置を決めること

整頓=乱れを整えること

 

そして正しい順番は

整理→収納→片づけ→整頓

です。

整理と片づけをごっちゃにして考えている方が多い・・というか実際わたしも整理収納を学ぶまで違いについてわかっていなかったんですが、この違い、かなり重要です。

 

家を片づけられない!という方の大半は片づけられないのではなくて、まずはじめにやるべき「整理」と「収納」ができていないことがほとんどなんです。

 

では、それぞれの意味についてくわしくお話していきますね。

 

整理

整理=必要なものを選ぶこと

言いかえると「不必要なものを取り除く」ということになってしまうんですが、

「不必要なものを取り除く=いらないものを処分する」というとうしろ向きな言葉になってしまいます。

でも、自分が必要だと思うモノを選び取ると考えると前向きになれませんか?

 

収納

収納=モノの定位置を決めること

収納ってスペースにモノを納めればいいってわけではないんです!

ここで絶対に考えてなきゃいけないのは取り出しやすくしまいやすいか?ということ。

身長、利き手、その人の生活動線、クセ・・いろいろなことを考慮して定位置を考える必要があるんですが、とにかく取り出しやすくしまいやすいか?を考える!これに尽きます。

例えば身長でいうと、

身長120cmの子どもがいるとします。その子は自分でコップにお茶や牛乳をそそぐこともあります。

そのコップがこの食器棚の上段(今女性が開いている場所)に収納されていたら、どうですか?取り出しやすいですか??

120cmの子どもだと、イスや踏み台を使わないと取り出せない場所ですよね。=「取り出しにくい場所」です。

子どもが自分でコップを取って使うことがある場合は、この食器棚に収納するのであれば下段の引き出しあたりにスペースを作ってあげるのが正解です。

※この食器棚にスペースを作る場合の正解であって、食器棚以外にスペースを作る場合はこれに限りません。

 

片づけ

片づけ=元の場所に戻すこと

整理と収納さえできれば片づけは簡単です。

必要なものだけしかない状態で、収納場所は取り出しやすくしまいやすい場所にきちんと決まってる。

そのモノを元に戻すだけ!なんて簡単!!

やっほーーーい!!

 

最初に、

家を片づけられない!という方の大半は片づけられないのではなくて、まずはじめにやるべき「整理」と「収納」ができていないことがほとんどなんです。

といいましたが、この意味がわかっていただけたでしょうか?

「整理」と「収納」ができていれば「片づけられない」ということは、ありえないんです。わたしのように、めんどくさいから「片づけたくない」、「片づけ嫌い」はあると思いますが笑

整頓

整頓=乱れを整えること

これは、気にする人は気にするけど、気にしない人は気にしないところだと思います。

たとえば本棚に10冊セットのシリーズ本があるとします。

1.2.3.4・・9.10と順番に並んでいないと気になりますか?それとも2.5.4.7.1・・9みたいにばらばらでも気になりませんか?

漫画だと気になるけど順番の関係ないhowto本のようなものなら気にならない、という場合もあるかも知れませんね。

整頓とは、この順番をきれいに整えることを言います。

他には、背の高さの違う本を並べるときに高さ順にしたり、作者の五十音順にしたりとか、

本の大きさがこの写真のようにばらばらで背表紙がぴょんと飛び出したりしているとき、大きいものに合わせて揃える、とかですね。

こんなふうに、背表紙の位置を前で揃える。

これが、整頓です。

 

整理収納の正しい順番

整理、収納、片づけ、整頓の言葉の意味を知ると、正しい順番もおのずとわかりますね^^

 

整理必要なものだけを残し

収納ものが少なくなった状態で取り出しやすくしまいやすい場所を決め

片づけあとはそれを元の位置に戻すだけ

整頓きれいに整えるのはお好みで!

 

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片づけは簡単!でもやっぱり整理収納は難しい

言葉の意味と正しい順番を知ると片づけは簡単!というのがわかってもらえたかと思います。

そして、正しい順番通りにきちんと作業を進めることでおうちはどんどん整っていきます。

でも、それでも難しいのは「整理」と「収納」なんですよね。

  • 捨てたいけど捨てられない!
  • いつか使うかも!
  • これ捨てたら後悔しそう・・
  • 使いやすい場所に収納したいけど、いい位置に収納スペースがない!
  • 子どもには使いやすくなったけど大人には使いづらい・・

などなど。

整理収納アドバイザーとして活動しているわたし自身も、まだ捨てられないものもあるし、収納に悩んでいる場所もあります。人にアドバイスはできても自分のことってなかなかわからなかったりするんです^^;

これって本人やご家族によって答えがぜんぜん違うので、コレが正解!と言い切ることもできないんです。

でも、これだけは言えます。

トライ&エラーを繰り返すことで、整理も収納も上手になっていく!!!

 

散らかった部屋をどうにかしたい~!という方、まずは整理から始めてみてくださいね。収納グッズを買いに行くことからじゃないですよ~!

じゃあ、どこから整理を始めたらいいの?というお話はまた次回!

吉田はこんな順番で整理して汚部屋を脱出しました!というお話をさせていただきます。